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2019.04.25

時代は変わる、フォント愛は変わるな

はじめましての皆さまも、これまでお会いしたことがある方も「Fontworks Magazine」では、はじめまして!営業部の安藤と申します。

さて、私も2011年9月にフォントワークスに入社して7年半が経過しました。営業として本当に多くのお客様にお会いする機会を頂きましたが、これまでお客様と接してきた中で、結構聞かれたのが

「安藤さんって、なんでフォントワークスに入社したの?」

ん-、確かに就職先にフォントメーカーを選ぶって、その発想すらなかなか出てこないですかね。良い機会なので、なぜ私がフォントワークスという会社に入社するに至ったのか、ここに書いてみようと思います。

大学新聞購読が人生を決定付けた!?

私が高校生の頃、当時の担任がホームルーム時に言いました。

「『東京大学新聞』を購読したい人は手を挙げて~」

昔から、新聞や雑誌を読むのが好きな子供でした。当時住んでいた高校寮でも勉強は二の次で、自室でラジオを聴き(携帯普及前夜!)、新聞や雑誌を読み耽っているような生徒でした。購読料が毎号100円とのことで「騙されたと思って買ってみるか」と手を挙げ、いざ購読を開始しました。

最初に新聞を受け取るまで「大学の教職員が定期的に発行しているのかな?」くらいに思っていたのですが、その認識は良い意味で裏切られました。『百年の孤独』(ガブリエル・ガルシア=マルケス著)の書評や、大学スポーツ(大学野球やラクロス)の記事を、学生が見事に認めていたのです。学生の嬉々たる思いが紙面越しにも伝わってきて、人生で数少ない「ハンマーで頭を殴られた」感覚に陥ったのを、今でも鮮明に覚えています。

毎号新聞に穴が開くくらい読み込んだ結果、私にとって「大学で学生新聞を作る」が目標になりました(笑)。この強い想いが原点となり、大学入学後に新聞サークルに入部、その世界にどっぷりハマることとなります。

入部当初は取材して記事を書くことで精一杯でしたが、『EDICOLOR』や『InDesign』といった編集ソフトを駆使して新聞紙面の編集作業を行っていた先輩達の姿に惚れると共に、すっかりデジタルフォントの虜になりました。自分が取材して丹精込めて仕上げた記事に、相応しいフォントが充てられた時の気持ち良さと言ったら!その頃から、フォントの力も無意識的に感じ始めていたんだと思います。

その後、順調に新聞愛、フォント愛を育み(こじらせ?)、フォントワークスに辿り着きました。

「好き」を突き詰めた先に

今でも、新聞愛やフォント愛が継続してるなと思うのが、例えば旅行のときです。私の旅行テーマは、国内外問わず「歴史と文字とフットボール探訪」でして、昨年ドイツとセルビアにプライベートで旅行しましたが、友人・知人に彼の地を旅行先に選んだ理由を聞かれて

「街中の看板でウムラウトを見たくて」
「キリル文字の新聞が買いたくて」

などと真顔で答え、10人のうち8人は正直ぽかーんでした(笑)

事前に知識として仕込んだその土地の歴史を体感し、スマホやiPad片手に街中の看板を写真に収め、現地の新聞・雑誌をキオスクや本屋で買い漁ってカフェやホテルでゆっくり、じっくり眺める。そして、旅の締めにフットボールを堪能する。それだけで充分満足感を得られるんです。

実際、ドイツでは300ユーロ(約40,000円)、セルビアでも15,000セルビア・ディナール(約16,000円)を新聞・雑誌代に費やしましたし、気に入った新聞のページを抜いて綺麗に畳むためだけに、旅先に30センチ定規を必ず持参するのは、世界広しといえども私くらいではないか?と思ったりもします。

でも、こういった諸々のフェチをこじらせた(だけの)人間を受け入れてくれる度量の大きさが当社にはありました。ですので、会社には感謝しつつ、営業としても当社のファンをもっと増やしていきたい、と令和を前に思いを新たにする今日この頃です。

年間定額制フォントサービス『LETS』、そして個別ご相談にも幅広くお応えする体制を整えて、当社は日本語のみならず欧文・多言語対応も十全に、業界を牽引する心意気で一層力強く進んでまいります。

令和時代のフォントワークスにも、どうぞご期待下さい!

P.S. 
フォントワークス、令和に「昭和」をはじめます。タイムトラベルの話でもパラレルワールドの話でもありません(笑)気になったかたは是非こちらまで!

この記事を書いた人

安藤 貴文

2011年フォントワークス入社。営業担当。大学時代に所属した新聞サークルで初めてデジタルフォントに触れ、その奥深さに目覚める。昨年のドイツ、セルビアに続き、今夏はロシア・ウラジオストクに渡航予定。キリル文字とハングルの習得に目下邁進中。