「ゴシックを感じさせない優雅さ」
タイプデザイナーの金井和夫氏の普段使いの文字をベースとした、明朝・行書・楷書の複雑なフォルムイメージを持っています。最細ウェイト「L(ライト)」から最太ウェイト「U(ウルトラ)」までの、合計9ウェイトで構成されています。また、オールドなイメージを残しつつも、その概念にとらわれず大仮名に設計してあるので、近代的な組版にも対応するマルチな性格を備えています。
ゴシックでありながら和の雰囲気、清潔さを兼ね備えています。文字の幅・高さを一定にするデジタルフォントの流れに逆らい、敢えて不揃いにすることで、組にリズムと軽やかさを表現します。細めのウェイトでは華奢さを、太めのウェイトでは大胆さを与えます。そして、全ウェイトに共通する文字の流れの流麗さが高級感を演出します。