フォントワークス株式会社は、2017年8月3日（木）〜8月4日（金）に名古屋で開催された『第12回 若年者ものづくり競技大会』に協賛いたしました。

若年者ものづくり競技大会は、ものづくり技能に対する意識を高め、若年者を一人前の技能労働者に育成していくために開催される大会です。

技能を習得中の、企業等に就業していない21歳以下の若年者を対象に開催され、若年者に目標を付与し、技能を向上させることにより若年者の就業促進を図り、併せて若年技能者の裾野の拡大を図ることを目的とされています。

今回の大会では、競技職種「グラフィックデザイン」において、LETSで提供しているフォントで競技を行っていただきした。

開催概要

課題作品と競技の講評

《競技委員より》

今回の競技大会では全国から17名の選手の参加がありました。選手の中には高校生や前回から連続して参加する選手や、高校生など多様な参加者となっています。

競技課題は「フェアトレード」と開催地である名古屋のカフェ文化を組み合わせた、フェアトレード商品の販売促進を目指すためのイベントのロゴマーク、商品パッケージのラベルデザイン、ポスターデザインを5時間で仕上げ、選手自らがプレゼンテーションを行う、というものでした。

選手には、フォントワークス株式会社様よりご提供いただいた日本語フォントと欧文フォントをデザインに使用してもらいました。数あるフォントの中から、選手たちは自分のデザインにあったものを選択していました。

選手たちは、それぞれのフォントを色や他のエレメンツを組み合わせるなどの表現がしっかりとされており表現力の向上を感じたと同時に、今後のさらなる若者たちのスキルアップに繋がる素晴らしい大会となったのではないかと感じています。

競技フォントの選定理由

グラフィックデザイン職種は出場する選手のほとんどが学生で、5時間という限られた時間の中で複数のデザイン提出を求められます。フォントワークスさまのフォント一式をそのまま競技大会で使用するとデザインに利用するフォントを決めるのに時間がかかりすぎることもあり、今回は日本語フォントに加え、「Monotype LETS」から欧文フォントを選ばせていただきました。前大会よりデザインに使う文字原稿に英語を使っていることも欧文フォントを選定した理由につながっています。

フォントはグラフィックデザインを行ううえで非常に重要な要素です。読みやすさや書体によるデザインスタイルの表現、あるいはロゴタイプのベースとして使われることもあり、選定したフォントはどれもベーシックでシンプル、プロのグラフィックデザイナーなら一度は目にしたことがあるものがほとんどです。

フォントワークスさまのフォントは個性的で魅力のあるフォントが多く、選定時にもついつい選定に入れてしまいたくなるものばかりですが、競技大会という場面においては、選手のスキルを推し量ることが重要だということもシンプルなフォント選定の理由の一つとなっています。

日本語フォント＜LETS＞
■明朝体（14書体）
・FOT-マティス Pro  ( L / M / DB / B / EB / UB )
・FOT-筑紫明朝 Pro  ( L / R / M / D / B / E / H )
・FOT-筑紫オールド明朝 Pro ( R )

■角ゴシック体（14書体）
・FOT-ニューロダン Pro  ( L / M / DB / B / EB / UB )
・FOT-筑紫ゴシック Pro  ( L / R / M / D / B / E / H / U )

■丸ゴシック体（14書体）
・FOT-スーラ Pro ( L / M / DB / B / EB / UB )
・FOT-筑紫丸ゴシック Std ( L / R / M / D / B / E)
・FOT-アニト Std ( L / M )

欧文フォント ＜Monotype LETS＞
■欧文セリフ体（88書体）
・Bodebeck LT Std
・Brewery No2 Pro
・ITC Century Std
・ITC Garamond Std
・ITC Serif Gothic Std
・Memo Pro
・Memphis Soft Rounded Pro
・Old Style MT Std
・President Pro
・Rameau Pro

■欧文サンセリフ体（121書体）
・Abadi MT Pro
・Akko Pro
・Akko Pro Rounded
・Ambigue Pro
・Arial
・Helvetica LT Pro
・ITC Avant Grade Gothic Pro
・Nautilus Text LT Pro
・Optima nova LT Pro