フォントワークス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長CEO:原田 愛、以下「フォントワークス」)は、砧書体制作所(本社:東京都世田谷区、代表:片岡 朗)が開発の、「丸明朝体ファミリー」7書体を、セレクトフォントサービス「mojimo」で「mojimo-marumin」として提供を開始しました。
リリース以降、普遍的な人気を誇る「丸明オールド」を含む「丸明朝体ファミリー」としては、初のサブスクリプション形式での提供が実現。丸明朝体シリーズ7書体を、年間定額制12,000円/1年で、ご使用いただけます。
今後も様々なメーカー様/デザイナー様との協議を行い、皆様にとって『ちょうどいい』ラインナップを揃えてまいります。
丸明朝体とは
2001年リリース以降も、ポスターや広告、雑誌などの紙媒体から、TVCFや番組、WEBなどのデジタルコンテンツに至るまで、長く愛され使われ続けている書体です。
明朝体ながらエレメントに丸を用いることで柔らかな印象を与え、筆の動きが強調された文字は躍動感を感じさせながら、見る人に温かみや懐かしさを与える唯一無二の書体です。
丸明朝体には、7種類のかな違いの書体があります。
砧書体制作所 片岡 朗様より
丸明オールドは、21世紀最初の明朝体として登場してから20年。「クラシカルなのにモダン、オーソドックスなのにチャーミング。」「組版がきちんとできるかどうかは丸明を使えばすぐわかる。」「不思議なフォントだね。」デザイナー、アートディレクターをはじめコピーライター、マーケティング・営業スタッフといった方からも意見をいただきました。
2007年、仮名6種が加わり丸明ファミリーになりました。そして、今年、mojimoでも使えるようになりました。ひとつのファミリーでのサブスクリプション化はこれまでにありません。mojimoという新たなユーザー層に丸明朝体がどう響くのか、ドキドキです。豊かな日本語、その思いや言葉はフォントになって人の目にふれ心に届きます。その深く豊かな組版表現の役に立つことができればうれしいです。
丸で作った明朝体。丸明は日本独自の明朝体です。
提供書体見本
製品概要
名称 | mojimo-marumin(丸明) |
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価格 | 年間定額制 12,000円 / 1PC / 1年間 (税別) |
提供書体 | 丸明朝体ファミリー 7書体 (OpenType/StdN) |
使用許諾 | 商用利用可能 個人・法人問わず1ライセンスのみご契約が可能 ※ゲーム・サーバー利用・一般放送・Webフォントはご利用不可 |
公式サイト | mojimo-marumin公式サイトはこちら |
表現集と実例集について | 砧書体制作所のWebサイトよりお申込みいただいた方にプレゼント致します。(送料が必要となります) |
セレクトフォントサービス「mojimo」とは
「mojimo」は、フォントワークスが提案する、フォントの新しいサービスです。 「ちょうどいい文字を、ちょうどいい価格で」をコンセプトに、特定の用途ごとに最適な書体・最適な価格を実現しました。
「mojimo」は、用途にフィーチャーしたパックをはじめ、他社とのコラボレーションパックのご提供など、単なるフォント提供サービスを超えたフォントのプラットフォームとして、よりたくさんの方へフォントをご使用いただける環境をご提供しております。
2018年3月のリリース以降、すでに7つのパックを展開しており、第一弾となった同人誌制作ユーザー向けの「mojimo-manga」や、インディーゲーム クリエイター向けの「mojimo-game」、YouTuberなどの動画制作者向けの「mojimo-live」などが提供されています。
砧書体制作所とは
1995年設立。2000年にエレメントに丸を使った明朝体「丸明オールド」を発表。長い歴史を持つ明朝体の新しい風として話題になりました。後に6種の仮名を加え「丸明朝体」としてシリーズ化。2005年に直線的なゴシック体「iroha gothic family」を発表。12種の仮名からなるファミリーを展開。2009年に「丸丸ゴシック」を発表。角丸の差で2種の漢字と、3種の仮名がある。2012年に筆文字のカスレを生かした楷書体「佑字」を発表。2013年に手書き文字「山本庵」を発表。2014年に極細フォント「芯」、2016年に文字と図形の間をテーマにした仮名フォント「きりこ」、2018年に優しさと間をコンセプトにした「砧明朝体L」を発表。「フォントは、言葉に着せる服」という視点で制作しています。書体表現集と実例集を砧書体制作所のWebサイトよりお申込みいただけます。