フォントワークス株式会社は、特定非営利活動法人(NPO) 日本タイポグラフィ協会顕彰「第18回 佐藤敬之輔賞」を受賞したことをお知らせします。
2019年4月19日(金)に東京・御茶ノ水のワテラスコモンホールで授賞式が開催されます。
また、「日本タイポグラフィ年鑑2019」にて特集記事を掲載いただきます。
フォントワークス 受賞の理由
1993年に設立されたフォントワークス。デザインワークスタイルの転換が進む中、それに呼応するように「ロダン」や「マティス」などの書体提供を開始。写真植字からデジタルへと移りゆく過渡期のグラフィックデザインを支えてきました。
2002年には書体提供の新しい方法として年間定額制サービス 「LETS(Leading Edge Type Solution)」をスタート。そのシステムは今や業界標準となり、国内外の多くのファウンダリーが加わる大きなものとなっています。
また、印刷媒体への多様なメディア・コンテンツへの積極的な展開、コミックなど特定用途向けに書体をセレクトして提供する「mojimo」など、幅広い視点・柔軟な姿勢で書体を提供する試みは、デザイナーのみならず一般の方々とも書体を広く結びつける役割を果たすものになっていると思われます。
文字という人類共通の財産を時代にふさわしいコミュニケーションの素材として展開し続けるその姿勢から協会顕彰に値するとして受賞対象となりました。
表彰式の様子
個人での受賞者 羽良多 平吉様と日本タイポグラフィ協会理事の方と撮影
当日は、代表の原田より受賞のスピーチとCTO佐藤よりスライドトークをさせていただきました。
佐藤敬之輔賞とは
日本タイポグラフィ協会は、日本レタリングデザイナー協会を母体として、1964年任意団体として発足しました。
この間、タイポグラフィ活動に終始してきましたが、2001年NPO法人の認証を受け、公益法人として社会活動を一層強めていくことになりました。そして、はじめての記念事業として、佐藤敬之輔賞を設置いたしました。佐藤氏が協会発足時からタイポグラフィに関して多くの革新的な提言、発言、研究発表、デザイン教育等、オールラウンドに及ぶ活躍が、タイポグラフィの基礎に少なからず影響を与えたことは、多くの人々が知るところです。ここに、佐藤氏の溢れる情熱を思いおこし賞名と定め、タイポグラフィの重要性、科学性をアピールするものです。
公式サイト:https://www.typography.or.jp/topics/topics01.html#t150