Monotype社共同オンラインセミナー第2回「ゲームのためのタイポグラフィ」はバンダイナムコスタジオ リードUIアーティスト三品氏が登壇(9/16)

イベント お知らせ

欧文フォントメーカーMonotype Imaging Inc.(以下、Monotype)とフォントワークスは共同でコミュニティメディアを創設し、書体の持つ可能性を様々なゲスト達と探っていくオンラインセミナーを不定期で実施しています。第1回は「和文と欧文のタイプセミナー」と題し、Monotype社より欧文フォントデザイナーの大曲都市氏とフォントワークス書体デザイナーの藤田重信が登壇。大曲氏より「欧文ロゴのレタリング」について、藤田より「筑紫書体の開発背景」についてのタイプセミナーを実施しました。

2020年9月16日(水)に開催する「ゲームのためのタイポグラフィ」では、バンダイナムコスタジオ社のリードUIアーティストである三品幸彦氏とMonotype社の欧文書体デザイナー大曲都市氏をお迎えし、ビデオゲームのためのタイポグラフィとはなにか、多言語対応のための困難や課題についてそれぞれの視点からお話します。
ご視聴はPeatixからお申し込みいただけます。詳しくは概要をご確認ください。

概要

イベント名称 「ゲームのためのタイポグラフィ」バンダイナムコスタジオ リードUIアーティスト三品幸彦 × 欧文書体デザイナー大曲都市
開催日時 2020年9月16日(水)18:00 – 19:30
会場 本イベントはパソコンやスマートフォンなどからWeb上でご覧いただくイベントとなります。
視聴用URLはイベント開催前日に、お申込者宛にpeatix上でご案内いたします。
詳細 お申込み方法など詳しくはこちら
※視聴用の配信URLは、peatixのイベント9月9日(水)18:00以降に公開いたします。
受講料 無料
主催 Monotype Imaging Inc.
フォントワークス

プログラム

三品幸彦「ビデオゲーム文字論考 vol.1 -ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN-」

ビデオゲームにおけるタイポグラフィは「情報を伝える」と同時に「作品世界に誘う」という大事な役割を担っています。文字を介してどのようにプレイヤーをゲームの世界に引き込み、醒めない工夫を行っているかをUIUXアーティストの視点から解説します。また近年増えつづける多言語対応について全12言語対応の「ACE COMBAT™ 7 SKIES UNKNOWN」の制作事例を中心にご紹介します。


大曲都市「欧文書体に込められた多言語対応」

ゲームは発売時点で多言語対応を求められるメディアであり、その言語の多くは欧文書体が担います。英語以外の欧州言語には基本26文字以外の部分の知識と選択眼が求められますが、ここでは書体デザイナーの発音記号デザインのアプローチを通して、新しい欧文書体の評価の仕方をご紹介できればと思います。またMonotype書体のゲーム採用事例も合わせて紹介していきます。


三品幸彦と大曲都市によるトークセッション

タイプデザイナーでありながらゲーム愛好家でもある大曲と、ゲーム開発者でありながら気がつくとフォント書籍を買っている三品の目線から見たタイポグラフィの可能性について探ります。

タイムテーブル

18:05 – 18:25 三品幸彦「ビデオゲーム文字論考 vol.1 -ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN-」
18:25 – 18:45 大曲都市「欧文書体に込められた多言語対応」
18:45 – 18:50 休憩(お知らせ)
18:50 – 19:20 三品幸彦と大曲都市によるトークセッション
19:20 - 19:30 Q&A (ライブ)

登壇者情報

三品幸彦(みしな・ゆきひこ)

株式会社バンダイナムコスタジオ リードUIアーチスト。武蔵野美術大学彫刻学科を卒業後、TV美術制作、フィギュア原型師、webデザイナーを経て2005年より現職。同社のフライトシューティング「エースコンバットシリーズ」を中心に、アーケード、スマートフォン向けゲームのUIデザインに携わる。同社内にてGUIポータルを主宰し、フォント、ゲームエンジン、プロジェクト別開発事例など、UIに関わる様々な技術情報やノウハウのとりまとめを行っている。近作は「ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN」(2019年/PlayStation®4、Xbox One、STEAM®)

大曲 都市(おおまがり・とし)

福岡県生まれ。武蔵野美術大学でタイポグラフィと書体デザインを学び、レディング大学で書体デザインの修士号を取得後、2012年にMonotypeに入社。幻のネオグロテスク書体となっていたNeue Haas Unicaや、W A Dwigginsの名作Metroを改刻したMetro Novaの開発など、Monotypeで重要な書体プロジェクトを担当。またキリル文字、ギリシャ文字、アラビア文字、チベット文字など多言語対応の経験も豊富で、H&Mやプレミアリーグなど国際的なブランドの制定書体を数多く手がける。その知識や多国語書体デザインの経験を活かし、ATypIなどのイベントで定期的に講演を行う。