フォントワークス、フラッグシップフォント「筑紫書体シリーズ」誕生20周年と書籍発売のご案内

プレスリリース

フォントワークス株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長CEO原田 愛 以下フォントワークス)のフラッグシップフォント「筑紫書体シリーズ」が2004年の誕生から20周年を迎えました。2024年1月19日(金)には、書籍『筑紫書体と藤田重信』を株式会社パイインターナショナル(以下パイインターナショナル)より発売いたします。

筑紫書体とは

フォントワークス書体デザインディレクター藤田重信が2004 年に生み出した〈筑紫明朝〉。筑紫書体シリーズの歴史はここから始まりました。

筑紫書体の特長は、金属活字の滲みを再現しながら新しさを取り入れ、均質的ではなく文字本来の形をいかした字形デザインです。「懐かしさ」や「あたたかみ」を生み、見ている方に「郷愁」を感じさせます。一文字一文字の美しさはもちろん、文字組みした時の文字同士が呼吸するような美しさを持ちます。

2004年の登場より〈筑紫ゴシック〉〈筑紫A丸ゴシック〉〈筑紫Q明朝〉〈筑紫AMゴシック〉など、明朝体・ゴシック体・丸ゴシック体から見出し書体や新聞書体といった専門性の高いデザインまで取り揃え、現在全14シリーズを展開しています。多くの皆さまに愛され、書籍、テレビ、映画、広告、商品パッケージ、リリックビデオなど幅広いジャンルでご使用いただいている書体シリーズです。

2024年春には〈筑紫RMミン〉のリリースを予定しております。これからの筑紫書体にもご期待ください。

<藤田重信 コメント>

筑紫書体は〈筑紫明朝-L〉を作り始めてから20年以上になり、現在も新たな筑紫書体を作り続けています。使用される方々に「素敵」と感じていただけるのが、筑紫書体の特色でもあります。

皆様に多くご愛用いただいている〈筑紫オールドゴシック〉の完全ウエイトファミリー化も間近です。また、〈筑紫Fヴィンテージ明朝〉の仮名と欧文は、今までには感じたことがない驚きが間違いなく待っています。〈筑紫AN丸ゴOV〉は前人未踏のインパクトとアート感が特徴の文字に驚くことになるでしょう。これからさらにパワーを増した筑紫書体にご期待ください。

<プロフィール>
藤田重信 フォントワークス書体デザインディレクター
写真植字機の株式会社写研文字デザイン部門に入社後、1998年、フォントワークス株式会社に入社し筑紫書体ほか数多くの書体開発をする。
〈筑紫オールド明朝〉〈筑紫丸ゴシック〉で2010東京TDC賞を受賞。
〈筑紫オールドゴシック-B〉〈筑紫アンティークゴシック-B〉〈筑紫アンティーク明朝-L〉〈筑紫Q明朝-L〉〈筑紫Aヴィンテージ明朝-R〉〈筑紫Bヴィンテージ明朝-R〉で東京TDC賞2018 タイプデザイン賞を受賞。

筑紫書体のすべてが分かる、書籍『筑紫書体と藤田重信』発売

2024年1月19日(金)に藤田重信の書籍がパイインターナショナルより発売されます。〈筑紫明朝〉をはじめとする筑紫書体のすべてが分かる一冊。書体のコンセプトから細部のこだわりまで、藤田自身の言葉で解説・図解いたします。また購入者特典として、筑紫新書体〈筑紫B明朝NK〉(全4種類)を期間限定で頒布いたします。

購入者特典フォント

<書籍情報>
タイトル:『筑紫書体と藤田重信』
出版:株式会社パイインターナショナル
https://pie.co.jp/book/i/5658/
発行予定:2024年1月19日(金)
仕様:A5版|ソフトカバー| 280P フルカラー

書籍刊行記念トークイベント開催決定

2月13日(火)にはブックデザイナーの川名潤さんをゲストに迎え、川名さんと藤田によるトークイベントを開催いたします。書体デザイナーの思惑と、ブックデザイナーとして筑紫書体シリーズはじめさまざまな書体と向き合う川名さんの見解が交差するトークイベントです。イベント終了後、藤田によるサイン会も予定しています。


<イベント概要>
『筑紫書体と藤田重信』刊行記念トークイベント 藤田重信×川名潤
■2024年2月13日(火) 19:00~20:30(開場18:30~)
■会場:青山ブックセンター本店 大教室
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア (B2F)
■定員:90名
■入場料:1,540円(税込)
■ご参加方法:青山ブックセンターWebサイトの「オンライン予約」にて受付