株式会社博報堂フォトクリエイティブは、マス広告からプロモーションまで、あらゆる広告の企画・制作・実施を行なう博報堂グループのトータルクリエイティブ会社です。
もともとは株式会社博報堂の写真部から独立し、設立当初は撮影部のみでしたが、Mac全盛期の94年12月にデジタル部が新設されました。その後さらにCMとプロモーションが加わって総合的な制作会社となり、現在に至っています
映像・放送での使用ライセンスがクリア
弊社では、主にテレビCMの映像制作でフォントを活用しています。テレビ放送やビデオ、DVDなどの映像の中で使用されるデジタルフォントの取り扱いは、ライセンス関係の問題が絡んでいるため悩みの種になっていました。フォントメーカーの大半が、使用許諾の申請や契約手続きが必要であったり、フォントの購入代金とは別にライセンス料金を追加で支払わなければならないのが現状です。そこで、何とかこれらの問題を解決する手立てはないか調べた結果、最終的にフォントワークスの「LETS」にたどり着きました。以前からフォントワークスのパッケージ製品を所有していて、営業マンから直に説明を受ける機会があり、内容をよく理解して納得した上でLETSを導入することに決定しました。
導入の最大のポイントは、やはり映像で使用してもライセンス料が発生しないことですね。しかも年会費だけでいいので費用的にも随分安くおさえられ、大幅なコストダウンが実現しました。また、豊富な書体が使えることでクオリティの向上にもつながっていると思います。そして何より、ライセンスの問題がクリアになったことで、クライアント企業に対して安心感を与えられるようになりましたし、こちらも気にすることなく安心して制作物を手がけられます。
管理が楽!
導入して改めて感じたメリットは、管理面で非常に楽になったことです。膨大な数のパッケージやインストーラディスクは、とても管理・把握していると言える状態ではありませんでした。メンテナンスの面でも非常に大変でしたね。ところが、LETSの場合ハードウェアやOSを入れ替えるときでもメンテナンスが不要ですので、業務に支障をきたすことなく、すばやく新しい環境に移行ができました。実は先日マシンの一部をMac OS Xに移行したのですが、フォントまわりに関してはすごく簡単に移行することができて本当に助かりました。大変楽にフォント環境が統一できますね。あとは、最新の書体がどんどん送られてくる点も魅力的ですね。LETSのサービスとして非常に高く評価しています。
一瞬のCMでも強く印象に残る書体
CMにおいて文字(フォント)は瞬間瞬間を表現できる大切な1つの道具であり、必要不可欠なものだと思います。画面に映し出されるほんの一瞬、限られた時間の中だからこそ、読みやすく、かつインパクトの強い書体がたくさんあるといいですね。今後リリースされる新書体にも期待しています。
<編集後記>
限られた時間の中で、視聴者にいかに多くの情報を的確に伝えられるか。その手段の1つとして用いられる文字……デジタルフォントのCM映像における重要性を改めて認識しました。今後も増え続けるLETSのフォントライブラリ。ますます表現の幅が広がり、クオリティの高いCM制作に一役を担うことができればと願っています。
企業情報
社名 | 株式会社博報堂フォトクリエイティブ |
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本社所在地 | 東京都港区芝浦3-2-16 田町イーストビル |
TEL | 03-5446-8278 |
URL | http://www.hakuhodo.co.jp/ |
設立 | 1987年5月 |
従業員数 | 178名 |
事業内容 | 広告写真撮影・制作・映像処理企画・制作 |