今回、ご紹介するのは、組込み機器向けに開発された「軽量フォント」。
つい先ほどお知らせに掲載しましたが、本日、軽量フォントの丸ゴシックのウエイト追加を行いました。
フォントワークスの軽量フォントは、デバイスの小型化や液晶の高精細化が進むIoT機器向けや、スマートウォッチなどのウェアラブル、スマートスピーカーフォントに容量を割けない低スペック極小画面デバイス機器への組込に最適なフォントです。
今回は、IoT時代の組込みフォントの重要性とともに、「フォントワークスの軽量フォントは何がそんなに優秀なのか?」をお伝えしようと思います!
IoTデバイスはますます高精細化されており、読みやすく美しいフォントの開発は重要な課題です!
フォントワークスでは、IoT時代の組込みフォントの重要性を認識しており、特に、コネクテッドカーの普及によりIoT化の進展が見込まれる「自動車・輸送機器」、デジタルヘルスケアの市場が拡大している「医療」、スマート工場が拡大する「産業用途(工場、インフラ、物流)」などの高成長が予測されています。
IoTデバイスはますます高精細化されており、読みやすく美しいフォントの開発は重要な課題です!
それでは、フォントワークス軽量フォントの特徴をお伝えします。
「視認性」「判読性」が高いUDフォントをベースに開発
ベースのフォントは、「視認性」「判読性」で高い UD(ユニバーサルデザイン)性を評価された「UD角ゴ_ラージ」を採用し、文字デザインの読みやすさや美しさにこだわりました。フォント容量を低容量化しているものの、ベースのフォントと遜色ない美しさを実現しています。
フォントワークスUDフォントの特徴
- 1濁点・半濁点を大きめに設計
- 2英数字の“アキ”を広めに、サイズを大きめに設計
- 3丸ゴシックは字面をより大きく設計
- 4九州大学との共同研究により実証
選べる2つのタイプの軽量化フォント「フォントエンジンが必要?不要?」
フォントワークスの軽量フォントには、2つのタイプがあります。
1つ目は、フォント容量をベースとなるアウトラインフォントのおよそ1/2まで削減した「Type-S」。
この「Type-S」が優れているところは、基本的に、どのフォントメーカーからリリースされている軽量フォントも、描画するためのフォントエンジンを必要としているのですが、「Type-S」は、TrueType形式でのご提供のため、表示するためのフォントエンジンが不要なのです。
デバイスの描画領域に関わらないスケーラブルで美しい表示が可能で、「ウェアラブルデバイス」とそれに連動する「スマートフォンのアプリ」など、複数デバイスでの文字デザインの統一が容易に行えます。
フォント容量について、軽いほうがよいがある程度許容できる場合は、「Type-S」をお勧めします!
2つ目は、軽量フォントをさらに低容量化した軽量フォント「Type-XS」。
フォント容量をベースとなるアウトラインフォントのおよそ1/4まで削減しました。
「Type-XS」については、独自のフォントフォーマットでのご提供のため、表示するためのフォントエンジンが必要ですが、とにかく軽さを重視したい場合にはこちらがお勧めです!
ご使用の環境によって、「Type-S」か「Type-XS」をお選びいただけます!