第28回 株式会社テルミック 様

Interview

実機を使ったテスト風景

株式会社テルミックは、テレビや舞台、コンサートなどの電気・機械装置の設計や製造を行い、施工し本番操作などを行う広範な技術を持った会社です。コンピュータを積極的に導入し、「電飾」と「機械」という2つの技術領域を軸に、「特殊美術・映像デザイン」を追求されており、クライアントのイメージをを具現化することで、各種番組や舞台を、より効果的な演出を提供・創り上げる集団です。

今回は、情報システム部長の三井さんに「フォントワークスLETS」の導入経緯や使用感についてお話しを伺いました。

使用許諾が明確なのが一番の導入理由です

情報システム部長 三井 政隆 氏

昔、他の会社で起こったことなんですが、フォントでトラブルがあったようなんです。何かのシステムで使われていたフォントを別のシステムに持っていって使ったというような話だったと思います。使用許諾の範囲外なので利用料としていくらかの金額の請求が発生したという話しでした。

それまでフォントにどのような使用許諾があるのか、深刻には考えていませんでしたから、その話を聞いてからはPCにもともと入っている書体に関してもどのような使い方をしたら違反にならないのか、使用予定があるたびにMicrosoft社やApple社に確認の電話をするなど、細心の注意を払って仕事をしていく必要がありました。

そうこうしているときに、取引いただいているテレビ局でもフォントに関してもっと注意を払っていこうと、セミナーを開いてフォントの使用許諾に関する勉強会を実施し、使用するフォントを見直そうということになったようです。

そこで「フォントワークスLETS」の使用許諾やフォントのラインナップに注目して導入されたという経緯を聞き、弊社でも許諾面がより明確になっているものを使っていきたいということで、クライアント先に環境を合わせるといった意味も含めて「フォントワークスLETS」を導入したのが始まりでした。

うちは「LETS」で許諾バッチリです

その頃、テレビではタブレットを使用したクイズ番組でよくフォントを使うようになってきました。昔は紙のフリップボードにマジックで答えを書いて、カメラや観客に見せるというものでしたが、最近では司会者にも回答者の答えが確認できるような電子パネルが主流ですよね。これは見栄えの良さだけでなく番組の進行にも効率が良く、視聴者にもより番組を楽しんでいただけるというシステムになっています。

これには、回答者であるタレントさんの名前などをリアルタイムで表示させておく必要があるのですが、これにフォントを使用すると映像という括りになりますよね。

それ以外にも、スタジオに設置してあるモニターに画像として、あるいは映像として文字を表示したり、さらにはその番組のDVD化など二次利用の検討をしたりなど、様々な使用目的でフォントを使うことが多くなってきました。

そのため、以前は量販店などですぐに手に入るデザイン書体を使っていたこともありましたが、パッケージに記載されている許諾に曖昧なものが多かったため、怖くて使わなくなりましたね。

このように、フォントを使用する範囲がどんどん広がっている中で、全ての使用方法において安心して使える許諾をもつ「フォントワークスLETS」は欠かせない存在となっています。仕事を受注いただいているクライアントさんに迷惑を掛けないようにすることもとても重要で、もし何かトラブルがあっても、うちはちゃんとフォントのライセンスを受けて制作していますと胸を張って言えますからね。今では、クライアントが書体の指定をするときは「テルミックおすすめのあの書体屋さんでいいよ」と言われるくらいです。

フォントの選択肢が多いのもいいですね

LETSの契約台数が増えているのを見てもわかるように、制作する仕事内容が多岐にわたってきました。現場で使用される文字として、カッティングシートを使って、セットに貼り付けるような印刷物としてのフォントや、カメラで撮影された映像でちゃんと認識できるような、字面が大きな[ロダン]や[ロダンNTLG]、[ニューロダン]のBをよく使います。

ウエイトが細く、細部まで凝ったデザインの書体をセットに使うと、視聴者がテレビ画面を通して見たときには分かりにくいため、大きくてキレイに読めるというのがこの時のフォントを選ぶ条件ですね。

今では書体を切り替える操作がPCでできるので、本当に便利になったなと思っています。以前は、紙に字のキレイな人が書いたものをカメラで撮って出していたこともあったんですよ。手間がなくなったのは嬉しいですね。毎年新しい書体が増えていくことで選択肢が増え、迷うようにはなりましたが、書体数が多いということも「LETS」の魅力だと感じています。

毎年増える書体や素材を楽しみにしています

書体以外にも[ LETS Power Up Tool Kit ]で提供されている素材を使っていますよ。映像の部分でいうと権利関係などがあるのでテレビ局から直接もらってきたものに歌詞を入れたりしていますが、写真素材は自分たちで遠方まで撮影にいくことは難しいため[ LETS Power Up Tool Kit ]の素材から使うことがあります。これについてもテレビなどマスメディアでの使用になるので許諾面では細心の注意を払い、トリミングなどの加工は施さないようにしています。そのため提供される素材は、いくつもの角度から撮影されているものが選定の幅も広がって良いですね。この素材についても要望の多いものを重点的に増やしていただいてるとのことですので、要望などが上がってきましたらお伝えします。

書体やツールについての要望

テスト風景(使用フォント:ロダンローズ)

先日、あるタレントさんの名前を画面に出したかったときのことなんですが、バラエティ書体に置き換えたときに出てこないことがあったんです。そのときは作字をして、画像という扱いで対処したのですが、これが本番直前で画像扱いできない状態だったらと思うと怖いですよね。また、タレントさん本人から旧字体を使ってほしいと依頼があったりするので文字セットが地名や人名まで網羅しているものがもっと増えてくれればと思います。

欲しい書体としては、限定しての使用だと思うんですが筆文字はもっと増やしてほしいですね。先ほどもお話ししましたが、クイズ番組で使うタブレットなどには人が手書きで書き込むものなので、はねや払いなども忠実に表現できるペンタブレットを使用しているため、始点や終点がキレイに表示されるんです。タレントさんの名前をそこに表示させるのにできるだけ手書きで書いたような書体が良いと思っていますが、そういったものはもっと選択肢が多ければ…と感じることがありますね。

また、[ LETS NumFactory ]のように数字だけでなくフォントにも輪郭線の幅を調整できたりする機能をもつツールがあればいいと思います。イラストレータでアウトラインをつけて装飾をする画像の作成は、前々から計画がある番組だと用意ができるのですが、急遽変更になった場合や、リアルタイムで装飾したものが必要なときってまだ対処方法がなく、装飾なしのフォントを表示させることしかできないですからね。またそういったことができるようになるとアウトラインで作りこむ作業の負担も減らすことができるのではないかと期待しています。

<後記>
私たちが毎日のように目にしているテレビ番組のセットやテロップなどで、フォントを使用する機会が増えてきたこと、そして使用許諾が明確になっている「LETS」があるからこそ安心して制作に取り組めているということを伺い、改めて許諾面の明確さがもたらす制作の安心感や自由度を感じていただいていることを大変うれしく感じました。また、そういった企業のコンプライアンスとしてライセンス取得の確認などが注目を集めてきているなか、フォントワークスでは「LETS」の正規会員であることを証明する「情報」を発行するサービスを開始いたしました。LETS会員様だけでなく、そのクライアント様までもサポートして参ります。

企業情報

社名 株式会社テルミック
本社所在地 東京都台東区台東1-28-5 アキバイーストビル
TEL 03-5812-1611
FAX 03-5812-1616
URL http://www.telmic.co.jp/

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