フォントワークスのセレクトフォントサービス「mojimo」では、砧書体制作所が制作の、「丸明朝体ファミリー」7書体を収録した「mojimo-marumin」を提供しています。
やさしくて、かわいくて、レトロ、オーソドックスでモダン。 デジタルなのにアナログのこころをもったデザイン。
2001年リリース以降も、ポスターや広告、雑誌などの紙媒体から、TVCFや番組、WEBなどのデジタルコンテンツに至るまで、長く愛され使われ続けています。
明朝体ながらエレメントに丸を用いることで柔らかな印象を与え、筆の動きが強調された文字は躍動感を感じさせながら、見る人に温かみや懐かしさを与える唯一無二の書体です。
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丸明朝体とは
文字を構成するエレメントに丸を使ったデザイン
「丸明オールド」は、ゴシックに丸ゴシックがあるように、明朝体にも丸明朝体というカテゴリーがあることを実証した書体です。 とくに漢字には多くの丸が使われているので大きくして丸がどこにあるかを示しました。 縦線、横線、点、トメ、ハネ、ハライなどどれも先端が丸く処理されています。直線を意識した漢字、筆の動きを強調したカナ、四角いスペースにこだわらない形。 でも文章になると読みやすい、不思議な可読性を持った書体です。
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夏目漱石の「吾輩ハ猫デアル」の初版本の覆刻版と丸明オールドの組版の比較
「丸明朝体」は、夏目漱石の「吾輩ハ猫デアル」の初版本の覆刻版を元に制作した書体。
「丸明朝体」の特徴は、特にかなの毛筆の運びです。さらに、印字面の四角いスペースにとらわれない形がのびのびとした流れに、そして伝統ある毛筆形は飽きのこない安心感となっています。
反面、文章に組まれたときには漢字とかなの字間がばらついて見えるものの、そのことで読みにくいといった印象はなく、むしろ読みはじめると見た目よりも抵抗なく読めます。
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丸明朝体ファミリーの特徴
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事例
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