【クックパッド株式会社】ミッションの共感者を増やすため、 コーポレートブランドイメージを統一するオリジナルフォント「Cookpad Sans」

Interview

クックパッド株式会社様は、「毎日の料理を楽しみにする」をミッションとして掲げ、料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」や生鮮食品EC「クックパッドマート」、料理マルシェアプリ「Komerco -コメルコ- 」などの事業を運営されています。

今回はオリジナルフォント「Cookpad Sans」の導入に携わられた、クックパッド株式会社コーポレートブランディング部 杉田様のお人柄に迫りつつ、フォントを導入された背景や、今後の展望についてお話を伺いました。

左:フォントワークス株式会社 山下 中央:クックパッド株式会社 杉田様 右:フォントワークス株式会社 太田
※撮影時のみマスクを外しています

コーポレートブランドを認識させる為に重要になってくる「フォント」

――まずはオリジナルフォントをご導入いただきありがとうございました。
「Cookpad Sans」を導入した経緯をお聞かせいただければと思います。


杉田さん:今回の「Cookpad Sans」は、僕が担当しています「コーポレートブランドデザイン策定」の一環として始まりました。このプロジェクトでは、コーポレートブランドのブランドコンセプトやパーソナリティ、そしてアウトプットする際のデザインコンセプトなどを作り上げています。
ブランドを認識させるために、「フォント」が「ロゴ」と同じくらい重要になってくるのですが、様々なシーンでフォントがクックパッドオリジナルであれば、より効果的に、コーポレートブランドを世の中に浸透させられるのではないかと検討し始めました。

――実際に、どのようなシーンでオリジナルフォントを使っていただいているのでしょうか?


杉田さん:5月に恵比寿から横浜みなとみらいにオフィスを移転したのですが、早速会議室のサインなどに「Cookpad Sans」を使用させてもらっています。

クックパッド株式会社のオフィスサイン

――とてもオシャレで素敵です!

杉田さん:(実際の会議室の写真を見ながら)会議室に名前がついている会社は多いと思います。クックパッドも移転前のオフィスでは会議室に野菜の名前などがつけられていましたが、浸透はしていませんでした。もちろん数字だけで表すのが1番「機能的」ではあるのですが、それでは味気もないので、浸透していける名称を考えたんです。
横浜みなとみらいの新オフィスは目の前が海なので、眺望が自慢です。同時にランドマークタワーや商業施設などもすぐ横にある環境です。せっかく新しい場所に移転したので、その環境を活かして、海を眺めることができる会議室には「Ocean」、商業施設などが立ち並ぶ方角にある会議室には「City」といった感じで名称をつけました。今のところみんなに呼んでもらえているので、浸透し始めているのかな、と思います。

他にも、オフィス来訪者へのノベルティ(野菜の種)のパッケージでも「Cookpad Sans」を使用しています。

オフィス来訪者へのノベルティ(野菜の種)

――素敵ですね!なぜ、ノベルティに「種」を選んだのでしょうか?

杉田さん:ノベルティに「種」を選んだのにはいくつか理由があるのですが…オフィスを移転した理由のひとつでもある「つくり手」との関わりについてお話しますね。

私たちは料理を作る人はもちろん、野菜などの生産者さん、食器などを作る作家さんといった方々も含め、食の楽しみを広げるすべての人を「つくり手」と呼んでいます。
日々の業務で「毎日の料理を楽しみにする」ために様々な課題と向き合うなかで、もっと「つくり手」の方々との距離を縮め、一緒に課題解決していく必要があるという考えに至りました。横浜という場所は、人が集まる商業施設などもありながら、市場や大きい商店街などもあり住みやすく、さらには少し足をのばした鎌倉など、生産者さんや作家さんが多くいらっしゃる場所も近いです。そんな場所であれば、「つくり手」の方々と近い距離感でプロダクト開発を行えると考え、横浜にオフィスを移転したんです。

なので、その新オフィスで働く社員が少しでも「つくり手」を身近に感じることができるように、オフィス内に数多くの食にまつわる植栽や、実際に食すことができる植栽をたくさん置いてあります。

オフィスに飾られている、食にまつわる植栽

杉田さん:オフィスに来ていただいた方にも、料理する楽しさや、育てる喜びなどを感じていただき、「つくり手」になってほしいという思いをこめ、野菜の種のプレゼントを始めました。

オフィスデザイン以外にも様々なツールで「Cookpad Sans」を使用し始めていただいています。

グローバルで統一されたコーポレートブランドデザインを目指して。

――すでに様々なシーンでご利用いただいている「Cookpad Sans」ですが、今後の展開イメージについて教えてください。

杉田さん:様々な制作物や媒体で使用して浸透させていきたいですが、その先にはグローバルでも適用していけたらいいなと思っています。前職でグローバル展開している企業のブランディングチームに属していたのですが、各国ごとの文化やトレンドなどの反映したデザインであっても、オリジナルフォントを一貫して使用することで、グローバルブランドとしての価値観やイメージを担保できることを実感できていたんですね。
クックパッド株式会社はイギリスにグローバルのヘッドオフィスがあり、多くの国にサービス展開していますが、日本と同じくコーポレートブランドの確立までには至っていません。まだそのフェーズでもないのですが、いずれ日本のコーポレートブランドや「 Cookpad Sans」をグローバルで適用できたら最高ですね。

僕らにとってオリジナルフォントを使うことは大きな挑戦でもあります。既に「ウェイト(文字の太さ)を増やしたい」といった声も多くありますので、引き続きご協力いただければと思います。

――もちろんです!一緒に歩んでいきましょう!!

――それでは最後に。杉田さんにとって「コーポレートブランディングデザイン」とは何なのでしょうか?

杉田さん:一言でいうのは難しいですが、「企業のミッションやビジョンの共感者を増やすために、デザインの力で知ってもらったり、理解してもらうこと」だと思います。

――対ユーザーの「ブランドイメージ」を構築していくにあたり、デザインの力=視覚で伝える有効な手段ですもんね!
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!


クックパッド株式会社様では、「毎日の料理を楽しみにする」というミッションのもと、様々な「つくり手」の課題に向き合い、解決に向けて挑戦をしています。杉田さんも、食に関係する方へのリスペクトの気持ちをお持ちで、取材中も課題解決に向けた熱意を感じました。
素敵なクックパッド様のブランディングの一要素として、オリジナルフォント「Cookpad Sans」制作にフォントワークスを選んで頂き、本当にありがとうございました。

筆者もクックパッド様の想いを受け、毎日の料理や食べることをより一層楽しんでいきたいと思います。

取材日:2021年7月5日





クックパッド株式会社
「毎日の料理を楽しみにする」をミッションとして掲げ、料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」や生鮮食品EC「クックパッドマート」、料理マルシェアプリ「Komerco -コメルコ- 」などの事業を運営。
https://info.cookpad.com/


この記事を書いた人

いわい

マーケティングを担当しています。フォントワークス1年生🌷

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